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2025/05/30

日本伝統建築技術保存会の研修見学会に参加してきました

こんにちは。

先日、日本伝統建築技術保存会の総会および研修会に参加してまいりました。

 

弊社は、同保存会の賛助会員として日頃から活動に参加しており、伝統建築技術の継承と発展に微力ながら貢献させていただいています。

 

今回の総会では、活動報告や今後の方針についての共有が行われ、全国から集まった会員の皆さまとともに、業界全体の課題や可能性について意見を交わすことができました。

 

また、龍谷大学の先生による特別講演会が開催され、

テーマは「文化財建造物における塗装彩色の材料や技術に関する調査・課題」について。

伝統建築における「色」の意味や、当時の技法を再現・保存するための研究の最前線に触れることができ、非常に興味深い内容でした。

 

また、研修会の一環として、日光の社寺の文化財修繕現場を見学する機会もいただきました。現地では、長い年月を経た建築物がどのように守られ、手を加えられているのか、またどんな課題と向き合っているかを実際に目にし、伝統建築の奥深さと、日本の木造建築文化の精緻さを改めて実感しました。

 

私たちは木材加工を生業とする会社として、木という素材が持つ可能性を日々追求していますが、今回の経験を通じて、「守る技術」や「伝える姿勢」について、あらためて考えさせられました。

 

これからも、伝統への敬意を忘れず、現代の暮らしに寄り添う木のものづくりを続けてまいります。